
インパクトのある赤い果実
その花は短命でとてもキレイです。
ドラゴンフルーツ - dragon fruit -

学名:Hylocereus undatus
サボテン科の多肉植物
開花は7月〜8月頃、結実は7月〜10月
サボテンの一種なので寒さは苦手だが乾燥には強い。
《 ♦Side-A(果実編) / Side-B(栽培編) 》
原産地など
ドラゴンフルーツの原産地はメキシコ・中南米。生産国はベトナム・マレーシア・タイなど東南アジアやイスラエルなど。 国内でも沖縄・宮崎・鹿児島などで栽培されています。 [ピタヤ]と呼ばれる事も多いがピタヤとはサンカクサボテンの果実の総称であり、 ドラゴンフルーツは厳密にはピタヤの中の一品種と言う事になります。
色や形など
ドラゴンフルーツの果実は大きさが7cm〜14cmほど(品種により異なる)で、果皮に竜の鱗のような突起があるのが特徴です。
また果皮は鮮やかな赤色(黄色い品種もある)をしていて見た目が派手です。果肉は白もしくは赤で胡麻粒のような黒い種が沢山入っている。
花は短命ですが白く非常に奇麗です。また夜に花が咲くので[ムーンフラワー]なんて呼ばれる事もあります。
また茎から[気根]と呼ばれる根が出てきて支柱に絡まったり水分を吸ったりします。トゲのある姿はまさにサボテンです。果樹は高さが2m〜10mになります。
品種など
白肉種、赤肉種、黄皮白肉種(イエローピタヤ)、桃肉種などがある。他にミニドラゴンフルーツというのもある(詳しくは次のページ)
味や効能など
ドラゴンフルーツの実はほのかな甘味と酸味があり、シャリシャリした食感がある。 (ほとんど追熟しない為)完熟しないまま流通する事も多く味が薄く感じる原因の1つとなっている。 果肉が赤い品種は食べた後に口の中が赤くなり、服につくと染料のように取れにくい。 食物繊維やブドウ糖・ミネラルを多く含んでいて健康食品としても注目されている。
食べ方など
追熟しないため早めに食べる。またすぐに食べない場合は冷蔵庫に入れると良いでしょう。
食べ方は基本的にはメロンのイメージです。
縦に半分(もしくは十字)に包丁を入れてスプーンですくって食べるのが一般的。包丁で皮を剥いてサイコロ状に切る方法や丸ごと皮を手で剥いて食べる方法もあります。
タネはそのまま食べる(キウイフルーツに似たプチプチ感がある)。





【column】
ドラゴンフルーツを最初に知ったのはファミレスでした。デザートとしてメニューにありました。 インパクトのある名前に惹かれて注文し種を紙ナプキンに包んで持ち帰ったのを覚えています。 その後、苗を購入したり挿し木で増やしたりしました。僕が特に好きなのは花ですね。 月下美人の仲間だけあって凄くキレイです。 この花を見られるだけで育てて良かったって思えます。
さて2008年6月にタイ王国で熱帯果樹園に行きました。ラヨーンという街に[スパトラー果樹園]という熱帯果樹園があります。 そこでドラゴンフルーツの木を初めて見ました。 太い緑色の枝?がワサワサと生えていてその先に赤い実がなっていて僕が持った印象は「メデューサの髪の毛みたい」 迫力がありますから機会があったらぜひ見てほしいのですね。





ドラゴンフルーツ栽培リンク
・ドラゴンフルーツを盆栽で栽培
…イラストで栽培方法を紹介してますね。
・龍を育てる
…種からの始めたドラゴンフルーツ観察日記ですね。
・ドラゴンフルーツ栽培記
…実生しています。芽が可愛いですね。
・ドラゴンフルーツ栽培
…花はキレイですからぜひ見て下さいね。
・ベランダ菜園栽培日記
…ミニドラゴンフルーツを育てていますね。

