冬に花が咲き春に出回る。
季節感のあるフルーツですね!
ビワ - loquat -

学名:Eriobotrya japonica
バラ科の常緑高木
開花は11月〜3月頃、結実は5月〜6月頃
自家結実性。枇杷。
原産地など
ビワの原産地は中国南部です。中国・イスラエル・ブラジル・トルコ・スペインなど世界各地で生産されます。 国内では多い順に長崎県・香川県・愛媛県・千葉県・鹿児島県・和歌山県などで生産されています。
色や形など
ビワの果実は卵形で大きさが4cm〜6cmほどで産毛のようなモノに被われています。果皮は橙色(果肉もほぼ同色)です。 ビワは花弁が5枚の白い花を咲かせます。果樹の高さは3m〜10mになります。
味や効能など
ビワの味は酸味が少なく甘くジューシーです。また独特のほのかな渋みがあります。 ビワは日持ちしませんので収穫後は早めに召し上がって下さい。 また果実はβカロテン(抗酸化作用などがあるとされる)が豊富な果物です。 またビワの葉は健康茶として利用されています。 葉やタネに含まれているアミグダリン(別名ビタミンB17)は抗ガン作用があると言われています。
品種など
茂木(もぎ)/長崎早生/田中/瑞穂/楠/大房など
栽培方法など
ビワは耐寒性はマイナス5度位あるが暖かい地域の方が良い品質のものを出来やすい。 日光を好みます。水はけさえ良ければ土壌はあまり選びません(ただし酸性の土でない方が良いようです) 放任すると高木になるので切り戻しや誘引などをして樹高を抑えた方が育てやすいです。 冬に花が咲くので人工授粉するとより確実です。摘果は3月下旬頃に行い1花房に3〜5個を残します。 実生は簡単ですが実生苗からだと実が小さいなど変異が多いので接ぎ木する方が良い。





【column】
ビワの花は冬に咲く珍しい性質があります。花の周りには茶色の産毛(のようなもの)に被われていて防寒対策をしているように見えます。
さて、ビワに限らずバラ科の植物のタネには前述したアミグダリンが多く含まれているようです。
普段は捨てられるタネですが考え方を変えれば有効利用できるかもしれませんね。
ところでビワの果実は植物学上は果実じゃないって知っていましたか??花托(かたく)と呼ばれる花の下の部分が肥大したもので
[偽果(ぎか)]または[痩果(そうか)]と呼ばれていいます。偽果といえばイチゴもそうです。イチゴの場合はタネ(のように見える部分)が植物学上では果実だったりするからややこしい(笑)
さて我が家では2009年に初収穫できました。家族にも好評でした。 あのビワの上品な味はこれから6月を実感する味となることでしょう。 9月に毛虫が発生しました。毛虫は横から見て『取りきった!』と思っても下から見上げてみると葉の裏に隠れていたりしますね。 量がまだ数十匹だったので1週間くらい毎日チェックして対処しました。 これが今年クルミで発生したような数千匹??規模になると手に追えません(-_-;) ビワはまだ2mちょっとの高さなので冬場に剪定して高くなりすぎないようにする予定です。 高いと毛虫も果実も取るのが大変ですからね。あとはもっと収穫できるようになったらジャムも作ってみたいです。





ビワ栽培リンク
・ビワの品種
…写真付きでビワの色々な品種が紹介されていますね。
・優しい木の実のびわ栽培
…実生の様子などが報告しているブログですね。
・ビワの一年
…ビワ栽培の様子をイラストや[動画]で紹介してますね。
・液肥で鉢植え果樹
…ビワを実生&鉢植えで育てているブログですね。
ヤフオク&楽天市場リンク
・ビワのヤフオク出品状況!
…【出品量:○】稀にレア品種あり。
・楽天市場でビワを見る
…【出品量:◎】豊富にあります。
※その他の果樹はこちら→[ヤフオクリスト]・[楽天市場リスト]

