防寒講座タイトル
防寒の方法1

防寒の必要性

冬は寒い・・・。人間は家の中でぬくぬくと過ごしていますが、外に置かれている果樹達も冬場の寒さから守ってあげる必要があります。 しっかりと寒さ対策をして春を元気に迎えたいものです。
寒さ対策としてまず考えるのが『室内に取り込む』とか『温室に入れる』って事なんですけど一般的な果樹の本にはこの位しか書かれていません。 では『屋外の果樹の防寒はどうするの??』とか『ガラス温室とビニール温室はどう違うの??』といった情報は案外と少ないようです。 そこで[防寒講座]を企画してみました。参考になれば幸いです。

考える順番

まず最初にすることは『育てている果樹がどのていど寒さに弱いのか』を知ることです。販売されている苗のタグ見たりインターネットや本で調べます。 一般的な傾向としては落葉樹より常緑樹の方が寒さに弱いとされています(※個々の品種については各果樹ページおよび防寒講座(4)をご覧下さい)
次に耐寒性に合わせての対処法を考えます。寒さに強い順にABCとしますと・・・。

[A:少し弱い場合]
屋外でもいちおう大丈夫みたいです。ただし防寒はした方がいいです。
[B:弱い場合]
温室などに入れ冷たい外気から守ってあげましょう。断熱などで温度が保てるようであれば無加温でもOKかも??
[C:とても弱い場合] 問答無用で温室行きです。またサーモスタット(自動温度調節機)付きのヒーターを入れて温度管理をして下さい。

防寒についてこれから色々とお話していきますが、今の段階で1つ重要なことをお伝えします。 [冬場の水やりは控え目]にして下さい。 冬場の果樹は休眠するなど活動が穏やかです。(※もちろん温室でガンガン温めている場合は別です)

屋外防寒1

(主に地植えについてお話します)防寒を考えた時にまず守るべきは[幹]だと僕は考えています。枝や葉なら枯れてもまた再生しますし 根は地中にあるので(一応は)地温で守られているからです。幹を守るのに有効なのが藁(ワラ)や不織布やコモなどを幹に巻いてあげることでしょう。 果樹に服を着せるようなイメージです。『ワラとかどこにあるの??』って方は100均の園芸コーナーなどにロール状の麻などがあるので利用すると 良いでしょう。あと本当に服を着せてしまうのもありかも??です(笑)・・・もちろん古着で。
次に[根]を守る為には株元に少し土を盛る(約15cm)と良いでしょう。地中は温かですが地表は冷えますからね。 また敷き藁という方法もありますが、これについては逆効果という人もいます(根拠は地熱を遮断して霜害を助長するのだとか)。
もし苗がまだ小さい場合はホットキャップを被せるのも良いでしょう。 同じ果樹であっても成木より[幼苗は寒さに弱い]ですし。だんだんと慣らすことで環境適応する事もあるかと思います。

屋外防寒2

次に大切なのは[風対策]です。台風には神経を尖らせている方でも冬場の風には無頓着な方もいらっしゃいます。 (後述しますが)寒風害というのがありますから強風があまり当たらないように工夫して下さい。特に春先には冷たく強い風が吹きます。 具体的には周りに防風林を植えたり防風ネットを張るなどの方法があります。
次はビニールハウスを使う場合です。防寒にビニールハウスは有効ですがその場合は[昼夜の温度差]に気をつけて下さい。 冬場とはいえ日中のハウスは高温になります。昼間は小窓を開けるなどして下さい。寒暖差が大きいと木を弱らせてしまう事があります。

鉢植えを屋外で管理する場合も風の当たらない場所に移動した方がベターです。あとその場合には(裏技??として)鉢ごと土に埋めるという方法もあります。 (地温で守るという訳です)



防寒リンク

木村塾(茶園講座) …お茶の栽培サイトですが寒害について詳しく書かれています。

落葉や紅葉の仕組み …紅葉や落葉について紹介されているサイトです。

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インフォメーション

少しずつ講座を増やしていきたいと思っています。 また[レア果樹の苗をどこで探すか]とかも取り上げてみたいと思っています。 未定ですが・・・(^_^;)